オワリ
昨晩はたくさん夢を見た気がする
そんな中起きると
友人はまだ寝ていた
友人は授業があるとのことで
10時頃に見送り
そこで別れた
さてこれからどうしようか?
もちろん
なんの予定も立てていない
とりあえず
近くの喫茶店に入って
コーヒーを一杯
昨日の事をふと思い出していると
気がついた
ヒッチハイクで
乗せていただいた方
週に一度は
ラーメンを食べにこっちへ来るって言ってた
そこで
オススメありますか?と
尋ねると
あそこが美味しいよ!
と教えていただいたので
そこに行こうと決めた
と同時に
もう一つはっと思ったことがあった
それは
チャリで帰る
次第に
気持ちはもう
チャリで帰る
に固まっていた
方向も距離も全くわからない
そんな中
ラーメン屋が開店し
中に入る
オススメされるだけあって
個人的ベスト3に堂々ランクイン
食べ終えると
自転車屋を探す
近くに2、3件あった
自転車は
高校生ぶりで
しかも
今回は用途が全く違う
ので
ど素人だ
一軒目をサラッと見る
二軒目をサラッと見る
よし、これ下さい
時刻は1時
いつもよりかなり長めの帰路につく
しかも
峠越え付きだ
標高は簡単に言うと
900メートル登って1000メートル下る
距離にして82キロ
そんな感じだ
出発して1時間後
ようやく街を抜け
いよいよ峠越えが始まる
手前のコンビニで休憩し
またペダルに足をかけ
踏み込む
それからもう1時間ほどだった時
あまりの激坂に
歩いて歩いて
ひたすら歩いた
息は白くなり
辺りもだんだん暗くなる
この季節は
当たり前だが
日暮れが早い
手はかじかむ
ギアを切り替えようとしても
上手く力が入らない
登っても登っても
下りが見えてこない
でも進むしかない
休憩を挟みながら
なんとか進む
ようやく
見慣れた景色が見えてきた
街の光が
なぜか暖かく見えた
いつも見ている景色が
違って見えた
19:00
僕は家に到着した
82キロの峠越えをやり遂げた
道中
いろんな感情が芽生えてきた
自分に自問自答して
自分に向き合えた時間だった
もちろん寒さは
尋常じゃないほどあった
けど、
雪のおかげで周りが白くなり
街灯ひとつない峠を明るくしてくれた
何度も心が折れそうになった
でも進むしかなかった
それしか
帰る方法がないから
これだ
自分の課題の解決策が見つかった
何度も言うように
今までは
やる!と決めても
やらない理由をいつの間にか
考え
ダラダラと過ごしていた
今回
チャリで帰る!と決め
帰るには?
まず自転車が必要→自転車を買いに行く
そして自転車で帰るという行動する
意思決定から
すぐに行動する
これは紛れもなく
この環境、状況が
自分をそう動かさせた
それしか方法がないから
つまり、
環境を作ってあげれば
行動できるということ
そして
意思決定から行動に移すまでは
早ければ早いほどいい
なぜなら
できない理由探しを無意識にし始めるから
人間は変化を嫌う生き物だ
だから
その逆の行動を
とってあげるだけでいい
その経験値を少しずつ積み上げればいいのだ
じゃあ
途中でパンクしたら?
雨や雪が降ってきたら?
本音から言うと
そんな事を考える暇もなかった
そして
そうなったら?は漕ぎ出してから考えればいい
できない理由探しをせずに
行動しながら
そうなった時々で
対応していけばいいだけ
そうすれば
生きていく術も手に入れれる
準備万端もいいけど
必要最低限で
突っ込むのもアリ
これで帰る!
という気持ち
ただそれだけ
実際
この二日間
全く雨が降らなかった
今思えば驚きだ
全て
自分が引き寄せたもの
この行動は1日遅くても早くても
このタイミングがベストだった
ということ
成功しようがしまいが
行動自体に意味があった
帰ってすぐに
先生に連絡した
先生は
24時間前の自分と別人になったんじゃない?
と言った
間違いなくそうだった
この旅のブログを読み返してみても
そう感じた
経験した人だけがそれを語れる。
やるかやらないかだけ。
1日でそれだけ感じれたなら
2.3週間の旅に出ればもっとだ。
そう先生は続けた
本当に充実していた
というか
必死だった
最高に良い経験ができた
と一言では言い切れないし
ここにも書ききれないほどの
言葉がある
少しずつこの経験を積んでいきたい
今
部屋でブログを
書いている
外は
雨が降り出した
全てが
味方してくれた
感謝。