必要なのは勇気なんかじゃない
一歩踏み出せない時
どうしようどうしようと考えて悩んでいる時
頭の中では、"出来ない理由探し"を始める。無意識に。新しいことをやるのは不安だから。
例えば。
ダイエットを宣言した人が、ランニングに行こうと思い立った時。
出来ない理由探しをする癖がついてる人は、
「でも寒いしな…」「もう夜遅いしな」とか何とか頑張ってやらない理由をほじくり返してしまう。そこで雨なんか降った時には、「行かなくて良かったぁ」と雨が降ったことに責任転嫁する。動かなかった分、食べないでおこうとは思いながらも、ちょっとだけ…と食べてしまう。その結果、後悔が残る。アァやっぱり自分はダメなんだなぁ。そして、ダイエットはもういいや…。はい、ダイエット終了。
と、適当な感じで作り話を並べましたが。効率的なダイエット方法はもっとあるんだろうけど。
ダイエットに限らず、何でもいいけど、人間が何か変わりたい!と思っている時は必ずと言って不安や葛藤が迫ってくる。
変わろうとすれば、全く違う生活をしないといけないし、それは予測がつかないもんだから。対応方法を知らない。だから不安になる。今までの生活していれば、大抵のことは対処できる。人間は変化を嫌う生き物。今の生活がずっと楽だから。それが不安な理由。
葛藤は、スタートを切った後にだんだんと出てくる。最初は誰でも、ある程度の勢いで進んでいけるけど、ちょっとした問題にぶつかった時。自分には向いてないのかな…。今までの自分の方が私らしくいられる。でもここで諦めるのも…。葛藤に苛まれる。
まとめると、
一歩踏み出す前はとてつもなく不安。
踏み出した後は葛藤や甘えが迫ってくる。
当たり前だ。
だって、知らないところに行こうとしているんだから。見たことないところに行こうとしているんだから。
それで当たり前で、ビビる必要はない。
そこで大事なことが一つ。
一歩踏み出す勇気、といった類の言葉を聞いたことがあると思う。
ボクの考えはこうだ。
一歩踏み出すのに必要なのは勇気なのかもしれない。でも、もっと必要なのは"情報"だ。情報という武器があれば最も強い。今の時代はありふれた情報がゴロゴロと落ちている。だから、信憑性が欠けているかもしれない。でもコレを上手く使いこなせばいい。近所のスーパーに行く時。一歩踏み出すのに勇気はいらないはずだ。それは、この道を行けばスーパーに着く、という情報を知っているから。でもこれが世界一周だったら。世界一周をする為にルートを調べ、準備物を調べ、あらゆる情報を手に入れる。その情報を自由自在に操れば、一歩を踏み出せる。勇気なんかじゃない。不安も葛藤もちっぽけになる。不安になっても、確かな情報を持っていれば前に進める。
ありふれた情報に触れ、使いこなせばいい。一歩踏み出すのに必要なのは勇気なんかじゃない。