楽になったら忘れ、辛くなったら思い出す
人間は
苦しみや悲しみを
味わうと
どん底にまで
気分が落ちてしまう
僕も
祖父が亡くなり
彼女と別れ
そのタイミングがたまたま
重なり
沈んだ
大好きだった人が
次々に
目の前から
消えて行くあの感覚は
もう二度と味わいたくない
心底そう思った
が
その反面で
悲しみ
苦しみ
味わったとしても
人間は
それを忘れてしまう
時間が経つにつれて
だんだん
あの時の
悔しさ
辛さ
挫折した気持ち
後悔
忘れてしまう
で
いつ思い出すのかというと
恐ろしいことに
その
辛さ苦しみを忘れ
また同じことが
目の前で起きた時だ
交通事故なんかは
特にそうだ
一度事故を起こして
もう事故は起こしたくない!
と
しばらくは思っていても
だんだん薄れてしまう
一歩間違えれば
車は
殺人鬼にもなるということを
心に刻まないといけない
その事故で
気づかないといけない
何を反省し
何がいけなかったのか
速度違反で
切符を切られたり
警察にお世話になったことがあっても
この程度でよかった
と
大きな事故がある前に
教えてくれて
ありがとうと
そう思えないと
また
同じ苦しみを味わうことになる
自分に被害が被るだけなら
まだしも
相手に傷を負わせることは
絶対にあってはならない
人間は
愚かだ
それを知って
じゃあ
どうすれば
愚かなものを
少しづつ成長させられるか
ただそれだけ
愚かだから
楽になれば忘れるし
時間が経てば薄れて行く
辛くなったら
思い出す
そんなもんだから
そこに早く気づいて