古き良き言葉
6月7日(金) 天候:雨のち晴れ
6月走行距離 68キロ
昨日はゆったりとジョグ。最近は距離を伸ばしてたらたら走ってます。20キロ走りたいなあと思いつつ走り始めたけど14キロで終了。
先日アマゾンプライムビデオで「舟を編む」を見ました。
宮崎あおいさんが個人的に大好きなので遅ればせながら見てみたらやっぱり良かった。
恥ずかしい話、「舟を編む」の言葉の意味がわからずずーーと考えながらみてたら終わってしまった。けど、結局意味はわからなかったのでお得意のウィキさんに頼ってみると
①「糸・竹針金などを互い違いに組み合わせて1つの形にする。」②「さまざまな文章を集めて書物を作る、編集する。」③「計画を立てる、編成する。」
つまり
辞書を作ることを「舟を編む」という無知の僕にはまさかの結論。深すぎた。
辞書=言葉という大海原を航海するための船、でありその言葉1つ1つを編んでいく編集者は言葉を照らす海の灯台の明かり。
ここからプチネタバレ入ります。
こんなシーンがある。
馬締「タケおばあさんは特別です。10年近く下宿させてもらってますから。でも他の人は違います。僕の気持ちは伝わりませんし・・・。僕も他の人の気持ちがわかりません。」
タケ「えー?他の人の気持ちがわかんないなんて当たり前じゃないか。わかんないから、その人に興味を持つんだろ?わかんないから話をするんだろ?辞書作りってのは、言葉を使う仕事だろ?だったら、その言葉使わなきゃ。頑張って、喋んなきゃ。」
このセリフが一番刺さった。
まだまだ「言葉」の深さを知りたいし、何よりも「言葉」がボクは好きだ。
言葉は生まれ、中には死んでいくものもある。そして、生きている間にも変わっていくものもある。言葉の意味を知りたいとは、誰かの考えや気持ちを、正確に知りたいということ。それは、人と繋がりたいという願望じゃないかと思う。
何でもかんでもネットの時代になった今、古い価値観を捨てがちだからこそ、目を向けることができるのも時代の進歩とともに学べることではないかと思う。
前に進むことばかりが何もいいとは限らない。その時代の空気に触れることができるのは知ろうと思った人間だけ。
言葉にも流行語大賞、なんてものもあるくらいだから流行り廃りがある。
それでも古き良き言葉を忘れたくはないなあと思う。